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聖女エウラリア


音楽堂を出てフト前を見ると...

!?

あれは!!!

カテドラル!!!

はいドーーーン!!!

サンタ・エウラリア大聖堂キターーー!!!

顔と声の距離感

カテドラルとは大聖堂のことなんですが、大聖堂の定義は何かといいますと

司教が座る椅子を持つ「司教座聖堂」のことでして教会の格式で最も高いものになります

例えばサグラダファミリアなんかは有名なので誤解されがちなんですが

名前の通り「聖なる家族教会」でして、いわゆる「街の教会」なんすよ

とはいえサグラダファミリアくらいメジャーになると2010年に教皇ベネディクト16世が訪れ

ミサと聖別(聖堂に聖水を注ぐこと)を行ったので一応格式的には「バシリカ」になり

街の教会よりは位が一段高くなりましたが決してカテドラルではありません

日本で言うとバシリカが神社でカテドラルが神宮みたいな感じですかね

サンタ・エウラリア大聖堂は歴史も古くバルセロナで唯一のカテドラルです

正式名称は「La Catedral de la Santa Creu i Santa Eulalia」

歴史を少し紐解くと4世紀には既にバシリカが立ってたんですが

986年にアラブのイベリア半島制圧の際に破壊されました

後のレコンキスタにより1058年にロマネスク様式で立て替えられ

ジャウマ2世時代の1298年からそのロマネスク様式を飲み込む形で

その上からゴシック様式で新たな建設が始まりました

落成したのは1450年なので、なんと150年をかけて今のカテドラルになりました

その割りに今現在正面から見ているカテドラルって結構綺麗ですよね

これ実は1888年のバルセロナ万博の際、元のカテドラルの上から更に建設され

上の尖っているやつとか正面の外観て実は19世紀にできたものなんですよ

つまり、サンタ・エウラリア大聖堂って場所によって時代が違うので

正面は綺麗のに裏や側面に廻るとすごい古いままだし、中も中世のままだったりします

こんな感じから

こうなり

こうきて

こう!

最も古い裏側のサン・イウ門

正面はネオ・ゴシック様式

じゃ入ってみますね

すると突然バーーーン!!!

さらに入ると

ズドーン

聖歌隊の椅子

ルネサンス期のオルガン

本堂

地下納骨堂にエウラリアの小さな棺が

聖女エウラリアは290年にバルセロナに生まれましたが

当時バルセロナを統治していたのはローマ帝国のディオクレティアヌス帝

台頭するキリスト教徒に脅威を覚え、かの「キリスト教大弾圧」がありましたが

エウラリアは信仰を捨てることを拒み続けたので13の拷問を受けたのち斬首され殉教

わずか13歳でした

聖女エウラリアの遺骸は当時のバルセロナの司教フロドイによって地下納骨堂に埋葬され

現在も2月14日は「聖エウラリアの日」として門が開放され中でお祈りをするそうです

周りには28もの礼拝堂

グルッと回ってると

SKY LINE?

なんと屋上へ出られます!

ババン!!

バルセロナの街も一望!

常に修復はしてるみたい

降りてきたら

中庭に出ます

回廊の中庭では

13羽のガチョウを飼っているんですが

かつてエウラリアがガチョウの世話をしていたので

13の拷問と殉教した13歳にちなんで13羽買っているとのことでした

外に出てからも

この辺一体はゴシック地区といって

ローマ時代から中世のまんま残っているので

どこ歩いてても楽しい

レイアール広場

街灯1つまでガウディ作が多い

ひたすら歩いても

すごく気持ちがいい

ランブラス通りに出て

さらに行ってみる

午後だったのでボケリアは締まってた

バルセロナの台所 サンジョセップ市場

通称「ボケリア」と言われている所で地元民から観光客まで1,2を争う人気の市場

朝から大賑わいで、新鮮な肉や魚や野菜からフルーツからお酒まで全てを扱ってて

市場の中にバルもいっぱいあるのでその場で買ってその場で食べれます

ミロの巨大モザイク

暑いのでカットフルーツ食べながら

カタルーニャ広場に到着

言うてもバルセロナには2日しかいなかったので全然時間足りず

せめてもう1日あったらもっと色々行けたんだけどなあ

1週間全部ここでいいくらい

気になってた人はバルセロナ超オススメです

ちなみに東京より全然安いです

肉も野菜も果物も魚も全部死ぬ程おいしくて安いです

お酒も全部安くておいしいので食を楽しみたい人は天国でしょうね

もちろん歴史や文化や芸術サイドの人にとっても素晴らしいですよ

興味が沸いた方はぜひぜひ行ってみてくださいませ♪

次はバレンシアを通ってラ・マンチャに向かいます

ではではアディオスb

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