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偉人伝

  • 執筆者の写真: gen kushizaki
    gen kushizaki
  • 2021年6月19日
  • 読了時間: 3分

更新日:1月7日

先月末から映画でやってる「HOKUSAI」見ました?

行こう行こうと思ったまままだ行けてないんで来週にでも行こうかなと思ってるんです


北斎の映画って案外無かったんすね


若い頃を演じる柳楽君の目力も相変わらず素晴らしいですが、今回はなんといっても晩年の北斎を演じる田中泯さんが超いい感じですよね。それと阿部寛の安いテレビドラマ感もなかなか笑えそうなので楽しみです


ていうか先日の鳥獣戯画もそうなんですが葛飾北斎ってどうなんすかね

まあぶっちゃけ一般的には誰も興味無いわなw

でも北斎って日本人が結構ガチで誇って良い偉人だと僕なんかは思うんですよね


北斎を超簡単にまとめますと、まず平均寿命が40歳の時代に90歳まで生きたのもヤバい

やっぱり生命力ってエネルギーそのものっていうんですかね

一番有名な「富嶽三十六景」を書いてた時で既に70歳ですからね

そっからギア上げていくってどういうことw

辞世の言葉が「あと5年生きれたら本当の絵描きになれただろう」ってどんだけよ

勝ち逃げするつもり1mmも無いもんな


最後の最後まで描き続けたので3万点以上もの作品があるのも有名ですよね

30回以上改名をしているのと同時に、海外から無記名での作品も出てるので、これからもまだ増える恐れがあるそうです


てか改名もだいぶヤバいすよ。色々あるんですがどんどん合体して最後は「画狂老人卍」ですからねw


で83歳の自画像がこれね

もう半分妖怪やないかw


93回引っ越しをしてるのも有名ですよね

片付けられないので、ゴミだらけになって絵が描けなくなったらそのまま引っ越す

お金にも執着が無かったので人気絵師なのにずっと貧乏なのも言わずもがな


現代でいうサヴァン症候群であることもそれらを裏付けていますが、北斎が圧倒的に優れていたのはやっぱり瞬間記憶能力じゃないでしょうか。北斎の波の形が現代のハイスピードカメラで撮ったら同じ形だったのも有名ですけど、蝶が止まる瞬間とか、犬が笑う一瞬とか、刹那の切り取り方は本当に素晴らしく、北斎の「一瞬を絵的に記憶する能力」が無ければ成立していない物が多いですよね


さてそんな北斎なんですが


デデン


ちょうど江戸博でやってたので行ってみたんですよ



北斎と広重展とは言いつつも重心は北斎寄りで、生い立ちから弟子入りまでと、目玉としては富嶽三十六景の表富士36図と裏富士10図の全46図とその他もろもろで「それに対して広重は」というどちらかというと二人の関係性に重きがありました


富嶽三十六景 神奈川沖浪裏


一応江戸博は全て所蔵している


さすが江戸博は模型まであるw

これは83歳頃、娘の葛飾応為と住んでいた両国4丁目の家


ドラマチックな北斎に対して


広重は繊細


でも広重と言えばやっぱ色味ですよね


ユーモアもありつつ


鯉のぼりをドアップにする大胆さもある


でも対比しながら見ると広重の作品は本当に北斎の影響というか対抗心というか

ある意味呪いに近しい何かを感じずにはいられません

北斎が70歳にして富嶽三十六景でブイブイいわしてた頃、広重はまだ無名の三十代

大先輩に憧れて一度は弟子入りするも北斎のクソさに嫌気がさして辞めるというw


のちに広重も東海道五十三次で大ブレイクしますが、北斎の構図と逆にしてみたり、そっくりに書いて「俺の方がデカいぜ!」と誇張して書いてみたり、色々やってるんですが結局その時点でだいぶ意識してますもんね


憧れの大先輩でもあり、永遠のライバルでもある北斎に対する広重

歌舞伎のような北斎に対して、能のごとき繊細な広重

今回はなかなか面白い切り取り方だったと思いました


復習も終わったので新たな気持ちで映画も見れそうです♪


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