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トロールの弟

ピーター・ドイグがあまりに良くてですね、なんかテンション上がっちゃったもので

ええい!とそのまま行っちゃったんですよ


これw



以前書いた「ムーミン展」は原作小説の原画展だったんですが

今回は小説でも絵本でもなく「コミックス」なのでついにみなさんのお待ちかね!

ラルス・ヤンソンがやってまいりましたw


知らない人もいるかと思うのでザックリおさらいしますとですね

ムーミンの作者のトーベ・ヤンソンいますよね

トーベは児童文学や絵本の世界での”アーティスト”であって「漫画家」ではないんですね


のでイギリスの新聞で連載していた漫画も正直そんなに乗り気ではなかったんですな

そうこうする間にアーティストとしての知名度も上がり、本業で忙しくなってきたのもあって

トーベ自身は新聞連載の漫画をやめようとしていたんですよ


ところがですね、ママヤンソンが「やめてはいけません!」と言い出しましてですねw

なんと「ラルス、あなたが書きなさい」ってなったんですね

ラルス「あーはいはい、おれが書k..はぁ?!?!」ってなるわけですよ


弟のラルス・ヤンソンはそれまで資料収集や翻訳作業などでトーベの手伝いはしていたものの

もちろん絵描きでもなんでも無いただの弟なんですが、こいつがまた最高でしてねw

1話から13話まではトーベが書いていましてラルスは14話から開始しました


トーベの絵は繊細であり


すごく”アート”なんですよね


こういう感じね


ラルスが書いた14話はこんな感じ

ジブリっぽいw


そうなんです

すんごい”マンガ”なんですよ


ちなみにムーミンの世界って戦争とかお金とかテクノロジーが無いのはご存じですかね

これはトーベがすごく厳しく設定しており日本でアニメ化する時も強く指示されましたよね


14話のタイトル見てもらえますか

タイムマシン出ちゃった〜〜〜w


えっと、お金、、、w


ついに武器も出てくるw


もうラルスを止められないw

っていうかムーミンを正面から書くなw


もちろんトーベも最初は激怒して「なにしとんじゃおらあああ」って怒ったんですがね

ところがラルスって実はセンスあったんですよ


”面白い”んですよね現に


絵も内容も決してアートでは無いんですが、漫画チックで結構面白いんですよ

ので当然人気も出まして結局ここから15年間ラルスがコミックスを書いていくんですな

そして世界40カ国に広がっていったのでラルスもなかなかやるじゃんw

イギリスでは小説や絵本よりコミックス版の方がメジャーらしいですよ


日本でいう「コボちゃん」みたいな感じなんですかね(適当)

でも15年間連載されてたらそらそうですわな

トーベのムーミンとはまた違う、もう1つのムーミンのお話しでした


そんなムーミンも75周年


またやってしまった...


今回の図録は2冊セットで、青いのはコミックスがまとめて載っています

週明けには終わっちゃうんですが、銀座で時間が空いたら暇つぶしにいかがですかね

この後も色んな所へ回るみたいなんでもしよければ♪

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田中一村

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