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行ってキータ

仕込みラッシュも少し落ち着いてきたので気分転換に行ってキータんですよ



メスキータはオランダの木版画家なんですが日本ではそんなに有名でもなく

僕も全然知らなかったんですが、以前チラシを見て気になってたんです


「エッシャーが命懸けで守った男」と


昨年行ったミラクルエッシャー展


あのエッシャーが命懸けで守ったってどゆこと?

と思って調べたらエッシャーらの先生だったんですね

版画にせよエッチングにせよ、改めて見たらエッシャーの作品は

ものすごくメスキータの影響を受けていましたわ


時代は最近盛り上がっている世紀末芸術からアールヌーボーの頃なので

メスキータもアートから工芸まで作品は多岐にわたるんですが基本的には版画とエッチングなんですね


版画は人物が多く


息子のヤープとか


ベタ塗りシリーズが最高にクール


どこかコミカルで


でもすごい圧があって


1こ1こがドーンときます


動物や植物のモチーフも多く


インコとか


ミミズクとかもイカスんですが


シマウマとかカメレオンとか、モチーフのセレクトがイチイチ良くて


パイナップルとかも最高


もちろん絵も書くんですがね


だいぶヤバイんすよw


アカンアカンw


雑誌のデザインも全部かっこ良かったです


さて、そんなメスキータ

エッシャーが命懸けで守ったとはどういう意味かと言いますとね


1900年以後は世界大戦が始まっちゃうわけですよ

で大戦時のオランダはドイツからガチで攻められるわけですが

メスキータはポルトガル系のユダヤ人だったんですね


案の定1944年の1月、家族全員ナチスに捕まって強制収容所に入れられ

そのままアウシュビッツで殺されてしまったんですね


でもこのままじゃ全ての作品が奪われたり処分されたりするので

エッシャー達お弟子さんらが命の危険を顧みず

アトリエに忍び込んで残っていた作品を全部持ち出して隠してたんです


作品に漂うもの暗さやシニカルな感じもそうですが

そりゃ作品1つ1つにこもってる圧力が違うわなって思いました


メスキータすごい良かったです


相変わらずかっこ良い東ステギャラリー


でも出た瞬間灼熱地獄...


銀座の通りは上から水巻いてましたわ


ので今日はバターアイスにフィナンシェ乗せという暴挙に出る


みなさまも暑さにはお気をつけくださいませ


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