絵と絵との間
- gen kushizaki

- 7月17日
- 読了時間: 2分
更新日:7月18日
先日僕の大好きな画家である本柳礼文さんの3年振りになる個展に猛ダッシュで行ってきました
本柳礼文「雨をみたかい」

相変わらず素敵なんですが



今回はなんといってもこれ

漫画「雨をみたかい」

絵本ではなく「漫画」です

確かに「コマ割」でしか伝えづらいことってありますよね

漫画といってもセリフはありません

全ては表情や構図で語ります

言葉なんていらない時もある

絵ってそもそもそういう物だしね

でもそこに物語がある以上

1枚絵ではなく

あくまで「漫画」である必要があったんだろうと思う

「漫画」と言ってるのにセリフが無いとあれ?って思う人もいるかもしれませんがそんなことありません
音楽で言うとインストですね。クラシックにせよジャズにせよ、はたまたEDMからRockまで言葉の無い音楽は多々あり、意味が云々ではなく「音」で全てを語る世界はしっかりありますよね
ので「画家」が描く漫画に言葉を抜いたのはむしろ僕的には自然な感じで読めました
言葉がただの説明文になっている漫画も多い中、色や質感で感情を表現したり、コマとコマの間にある空気感で物語を読ませる力は本当に素晴らしいです
音楽は実際に音が鳴っている瞬間ではなく「音と音の間」にこそ、その人独特の個性や感情が乗るので、読み手によって聞こえるセリフが変わるこの漫画のテイストにはとても"音楽"を感じました
この物語もまさに一人の音楽家の一夜についてのお話なのですが、聞く人によってラテンなのか、ハウスなのか、主人公は鍵盤を弾いているので僕なんかは初めてブラッドメルドーを聞いた時のような音が鳴りました
画家の漫画。新しいかもしれない...
本当に毎回驚かされる素晴らしいアーティストです
早く読みたくてコーヒーブレイクw

てかDIORの上がこんなんなってたの知ってました?

原宿なんてホント行く機会が無いから久々に行くと驚きも満載ですねw




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