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ラベルの世界

  • 執筆者の写真: gen kushizaki
    gen kushizaki
  • 2019年8月12日
  • 読了時間: 3分

更新日:2019年9月6日

デデン

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まーたわけわからんカバンを買ってきたなと思ったアナタ

今回は違います


開けるとはいドーーーン!

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本なんすよ


上品な革表紙で500ページあります...

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これ先日いただいた物なんですがね、メッチャクチャ面白いんですよ


LOUIS VUITTONの3代目当主ガストン-ルイ・ヴィトン

つまりルイ・ヴィトンのお孫さんですな


彼は3代目当主であり、鞄職人であると同時に

旅人でもあり、有名な収集家でもあったので

生涯世界中を旅して回ったんだそうな


さてみなさん「ホテルラベル」ってご存じですか?


今はもうそういった文化も無くなってきたらしいんですが

昔は各々のホテルが宣伝用のラベル(ステッカー)を作っていて

ホテルに来た客のスーツケースに貼ってたんですね


これはホテルの客を認識する為でもあり、宣伝用でもあるんですが

ポーター内での様々な情報交換にも使われていたんだって

1960年くらいまでは普通にあったらしいですよ


当然ガストン-ルイ・ヴィトンなんて上客が来ようものなら

行く先々のホテルでベッタベタ貼られるわけですよね


ですぐこういう状態になるわけです

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これをずっとやってるうちにガストンはこのラベルを集めはじめましてね

結果3000枚の膨大なコレクションになったんですわ

でその中から1000枚ほどピックアップしたスクラップブックがこれなんすよ


カバーの裏に旅の経路も色々載ってて

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開けるとこの本の経緯が丁寧に書いてて

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ラベルにまつわるエピソードもすごく面白い

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空路や

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航路の時代感も素敵

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回った順の章立てになってて

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その国のホテルラベルが続くんですがね

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行った国のエピソードが写真と共にあるし

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ステッカー自体にお国柄があるので

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なんか旅をしてるような気分になってきます

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オランダも

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スペインも

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最高でしょ

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絵はがきとかも結構入ってたりね

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もはやポップアートすよね

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永遠に続きますw

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アジア方面も沢山あるので

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当然日本にも来てるんですが

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熱海ホテルの攻め感w

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やっぱ日本て情緒あるよね

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あくまでごくごく一部なんですが、これを500ページ見てるとね

1900年初頭にタイムスリップして旅してる気分になってくるんですよ

読んでても見てても楽しいんですが、何より各デザインのかっこよさね

旅が好きな者やデザインが好きな者には本当に面白いですよ


よく考えたら僕が若い頃ってステッカーをベタベタ貼る文化がまだ残ってて

なんなら楽器とかにもステッカーをいっぱい貼ってる人も多かったですね

今の人らにしたらそういうのってダッサwって思うかもしれないんですが

僕なんかはかっこいいシールがいっぱい貼ってあるとやっぱり未だに

(あ、かっこいい)と思ってしまう節はありますねw


”いっぱい貼る文化”の源泉を見た気がしてすごく楽しかったです


で、重要なのはこっからで


これね、ヴィトンのサイトで売ってるんですよw



しかも8000円くらい!

在庫の確認したら六本木のヴィトンにもまだありました

昔ガストンの展覧会があった時に作られた物なんですが

まだ物はあるっぽいので気になる方には超おすすめ


僕クリスマスプレゼントは「本」て決めてるんですね

のでこういうのに出会えるとすごい嬉しい

贈り物を探してた人は候補の1つにもどうですかね

さすがはヴィトン

物は本当に良いですよ


革のカバーの中に薄いマグネットが入ってて

ちゃんと「パタッ」って締まるんですよねw

こういうディテールたまらんよねw


今年の本で今の所1番楽しい


お勧めっす(๑′ᴗ‵๑)b

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