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グッチズム

  • 執筆者の写真: gen kushizaki
    gen kushizaki
  • 2021年10月29日
  • 読了時間: 3分

更新日:2024年7月31日

緊急事態宣言も明け、ワクチンもほぼ1周回った感じになり、ようやっと色んな物が少しずつ動き始めた感じになってきましたね

ほぼ2年間も電源を切ってたような状態でしたから突然全てが廻らずともエンジンだけは無事かかりアイドリング状態であることは日々実感できるかな。僕も長らく自宅作業ばかりだったので、気分転換に行ってみたんです


天王洲のB&C HALL

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裏も気持ちいい

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でこれはなにかと言いますとね、GUCCIのエキシビションなんですよ



創設100周年を記念した展覧会というので一見今までのコレクションの展示かなと思いきや

”五感を刺激する没入型エキシビション”というので何かと思って行ってみたところ


現GUCCIのデザイナーであるアレッサンドロ・ミケーレいますよね

彼が手がけた手前6年分の広告イメージを具現化したっていう感じなんですが「広告イメージを具現化」ってあまり意味わかりませんよね

各ブランドごとにその年々のコンセプトってあるじゃないですか

その”コンセプト”をビジュアルイメージに落とし込んだのがいわゆる「その年の広告」ですよね


その広告イメージらをテーマごとに具現化して、GUCCIのというか「ミケーレの世界」を体感しよう!

って感じのエキシビションだったんですよ


コントロールルームからスタートして

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1発目は2018年のテーマでもある「コレクター」

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既に色々ヤバい

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”コレクターというのは、しばしばエキセントリックで偏執狂的で、個性が強く、圧倒的な情熱にとりつかれ、驚くほど独特な性格を持った人々です”と。

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つまり綺麗に陳列されたショーケースを覗き見ることで、コレクターが持つ「狂おしいほどのディテールと洗練へのこだわりに宿る喜び」を体現するというのがミケーレのコンセプトなわけですが、この解釈がとても重要で、アートとエンタメの境界線てまさにこの陰と陽だと僕は思うんです


同じ「コレクター」ってコンセプトだとしてもアートの場合「物欲主義や消費社会に対する揶揄」という陰の側面を捉えることが多いのですが、アパレルの素晴らしい所ってこの「コレクター」というコンセプトを「ディテールに拘る喜び」という陽の側面で捉える所にあると思うんですよ

エキセントリックで偏執狂ですら”美”と捉え、それでいいじゃないか、その愚かさ込みで”人”じゃないか、というポジティブ側で表現するのがエンタメが持つ役割と思うんですよね


こういった感じで各roomごとにインスタレーションされたテーマを体験するって感じですかね


room2は機械人形 2020年春夏

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room3はリップスティック

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room4は旅 2015年秋冬

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っていうかどれを見てもミシェルゴンドリーな感じがすごい


room5は大都会東京を舞台とした2016年秋冬

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room6は2018年のパリの五月革命

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room7はSF 2017年秋冬

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room8はフレグランス 2018年

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room9はユートピア 2018春夏

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room10はダンスホール 2016年春夏

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room11はクルーズコレクション 2020年

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”グッチは誰もが参加できるパーティのような物”

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room12はJoJo展(嘘)

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はあ〜おつかれ〜

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ってな感じの没入型エキシビションでしたがやっぱGUCCIってかっこいいですよね

なんかバッキバキですしねw僕はアパレルのこういう攻めたコンセプトってすごく好きなんですよね


イマジネーションという言葉を抽象的な逃げに使うのでは無く、ものすごくハッキリとしたテーマから必要の無い物を削ぎ落とした先にある抽象。ハイブランドがコンセプトにするモチーフって着眼点が本当に面白いと毎回思う


しかもこれ無料なんですよ

なかなか刺激的でしたわ


てかベイエリアってなんか良いよね

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天気も良く外へ出てみてホントよかった

少しずつ動き出しますように♪

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