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チェケラ!


この年の瀬にミッドタウンでなにすんのって?

まさかのSugarhill Gangドン!w

っていうかチケットは取ってなかったんですよ

もういっかな、とも思いつつ。

僕は基本的に昔好きだった曲やアーティストはそのイメージでいたいというか

おじいちゃんになった姿とかをあんまし見たくない派なんですね

で結局当日の今日もまだ悩んでたんだけどやっぱさ

歴史の1ページは見とかんとなと思ってさ

千葉だ横浜だってんなら絶対行ってないんだけど

すぐそこでやってるのに見逃したらなんか後悔しそうだったし

当日のカジュアルシートが空いてたんで走って行ってきました

Rapper's Delightを生で聴いた事「ある」か「ない」かってやっぱ大きいじゃんw

Rapper's Delight

とはいえSugarhill Gangなんてもはや知らない人もいるかもしれないので

超ザックリした流れを言いますとですね

Chicの「Good Time」にラップを乗せたこの「Rapper's Delight」という曲がラップの元祖でして

ここから「ラップミュージック」の歴史が始まったわけですな

正確に言うとラップ曲はこれの半年程前に既に出てるので「初」ではないんですが

まあそっちはかなりマイナーな物なので、世間の認識としてはこれが「初のラップ曲」になってます

当然HIPHOPカルチャー自体はもっと前からあるしラップも既に存在してるんですが

当時はブロックパーティーなどでDJがかけるトラックにMCを乗せるのが流行ってただけで

これが「曲」として商品になるとは誰も思ってなかったんですな

ま、そらそうだよね

実際は人のレコードかけてその上でしゃべってるだけなので

あくまでパーティーを盛り上げたり踊らせたりする為のパフォーマンスであって

誰もこれを「曲」や「エンタメ」として認識してなかったわけです

むしろ土着なHipHopほど反商業主義だったしね

なので厳密に言うとRapper's Delightは「リリースしたラップ初のヒット曲」

というのが正確な認識かもしれません

のでラップやヒップホップと言っても現在の「ヨーメーン」的な感じではなく

あくまで「ゴキゲンなパーティーラップ」なんですね

Rapper's Delightの内容をザックリ言うと

机の上に乗ったすごくマズい食事とスーパーマンの話ですw

あとはひたすら自己紹介ですねw

Rapper's Delightが大ヒットした理由はこのパーティー感というかみんなで歌える所でして

日本で言う「五・七・五」のような定型オンビートに面白いパンチラインという

パーティーラップ独特の楽しさがあってやっぱ盛り上がるんですよねw

冒頭のライムなんてのは日本で言う「早口言葉」みたいなノリもあり

全部"B"に引っかけた言葉を並べるなど、要は「言葉遊び」なわけです。

当然このパーティー感は白人の若い層にも大人気で

映画「Everybody Wants Some!!」の1シーンでもありましたよね

おバカ高校生野球部の話し

結果Rapper's Delightは一気にヒットチャートをかけ上がり

ジャンル問わず色んな人がサンプリングしたりカバーしたりしていますが

僕が見た中ではジャミロ版も結構かっこ良かったです

Jamiroquai / Rapper's Delight

このツアーは確か大阪のベーサイドジェニーで見たんだけど

この頃のジェイケイの格好良さったら異常だよね

てか今見てもかっこいいなw ははははw

僕パーティーラップ大好きなんですね

僕の中でロックと双璧をなすくらいディスコクラシックからのラップは大好きで

今日もビルボードに入った瞬間さっそく「That's The Joint」がかかってて

Funky 4+1 / That's The Joint

会場中で「ダダッダッダッダ ザッツザジョーインッ!」ですわw

アガルねw

That's The JointのトラックはA Taste of Honeyの「Rescue Me」でして

さらにこの「That's The Joint」をビースティがサンプリングしたりしてましたね

Beastie Boys / Shake Your Rump

Rapper's Delightの成功によってラップが1つのジャンル化したので

今度は当然白人もラップをしたくなるわけでしてビースティらが出てくるんですが

白人がやるとやっぱ「ロック」になるんですよねw

でも逆に「あれ?ロックでラップもかっこよくね?」ってなってきて

ラップロックの王道と言えばRun-DMCの「Walk This Way」なんかはもう超流行りましたよね

この頃のデフ・ジャムは熱かった

本人が出るPVも最高

こうやってラップがジャンルや白黒の垣根を越えて次のミクスチャー時代に突入するわけですな

もちろんHipHopとしてのラップもそのラインはそのラインで続いていくわけですが

ここで枝分かれしてオルタネイティブ化したラップはフィッシュボーンをはじめ

レッチリやらレイジアゲインストザマシーンやらアーバンダンスになっていくわけでして

以前も書きましたがそうなればもうアタクシの青春時代に突入するんですなこれがw

のでやっぱりSugarhill Gangを見に行って良かったなと思うわけです

こうやってザックリと歴史を遡るだけでも既に懐かしくてなんかキュンとします

ん? で結局ライブはどうだったかって?

え、そんなのもちろんグダグダに決まってるじゃないですかw

いーんです

あくまで見ておきたかっただけなので。

とにかくたった1つだけ世の中で間違いない事があるとしたら

MCは楽器弾かなくていい

以上です♪

外はすっかりイルミ天国

テンション上がったので食べちゃった♪

ありがとうSugarhill Gang!

年の最後にもってこいのパーティーだったぜ!

皆々様も今年1年お疲れ様でした(๑′ᴗ‵๑)/


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