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真似

戒厳令が敷かれた中で雪さえ降ってきてもうどうなっていくのw

今日はどうせ家から出れないので先日行った原美術館のお話しでも


桜が咲き始めた頃


フラッと行った原美術館


いよいよ今年の12月で原美術館も閉館してしまいます

建物の老朽化問題なんですが、都の建築基準は結構厳しいので改築も難しいそう

特に集客施設の場合、条件がかなり厳密に設定されており規制と制約が多いので

歴史ある建物の形を変えたりエレベーターをつけたりってのも少し違うので閉館することに


戦後GHQが接収し、米将校の宿舎として使われていた原邸ですが1951年に返還

当時はまだ現代美術専門の美術館が日本に無かったので原美術館が誕生しました


中庭も相変わらず気持ち良い


初めて来た頃は現代美術のことなんて全然知らなくて

中庭にあるイサム・ノグチやリ・ウーファンの作品など全てが意味不明でしたw


今回はこれ


大阪が生んだ奇才美術家!

森村泰昌先生の「エゴオブスクラ東京2020」はいドーン!!!


森村泰昌さんは「セルフポートレート」というスタイルで有名な美術家さんでして

テーマに応じて有名な歴史の一場面を、衣装からメイクまで全て自身で再現する表現法なんですね


例えば、昨年見たマネの「フォリー・ベルジェールのバー」ありますよね


これね


こうなりますw


手見えてるしw


っていうかマネと言えば当時もの凄い物議を醸し出した「オランピア」じゃないですか


これですよね


wwwwwww


日本に置き換えるとこうw


こんなんズルいわwwww

これ絶対アカンやつやんwww


しかも無駄にデカいのがむかつくw


美術だけはやたら凝ってるのもむかつくw


2Fは撮影禁止だったんですが、マリリンモンローとか三島由紀夫とかも大分ヤバイです

ちなみにタイトルでもある「エゴオブスクラ」とは50分くらいの映像作品のことでして

「Ego Obscura=闇に包まれた曖昧な自我」というのがメインのテーマになっていまして

毎回テーマに応じた歴史上の人物やシーンに扮して独自の解釈を入れることで「私とは何か」

という曖昧な自我を見ている者に突きつけるので、極めて現代アート的表現ではありますよね


ロラン・バルトの一節から始まる50分の映像も衝撃が強すぎて見終わった後動けませんでしたわ

三島由紀夫の市ヶ谷駐屯地でのクーデター演説を完全に模して延々と自我について語るんですがね

三島同様「万歳ー!万歳ー!万歳ー!」って叫んだあと、最後「マンザーイ!」で終わるからねw


なんか完璧すぎて心の中がザワザワしてこの苦しさは面白いからなのかなんなのかわからなくて

表現行為って目撃したやつの心を正拳で殴りつけるんだって改めて思いましたわ


決してコメディアンでもコスプレのおっちゃんでもありません

歴とした現代美術家なのでくれぐれもお間違えないようお願いしますw


コスプレイヤーのみなさん

1988年からずっとやってる先輩がここにいます

最後はここを目指すのもどうですかねw


原美術館

相変わらず攻めてるわあ

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