禅どすなあ


つい数日前

友達が「紅葉行ってきた!」って写真を見せてくれたのね

場所は京都の「光明院」

光明院てのは1391年に建立された東福寺の塔頭寺院でして

塔頭寺院てのはザックリいうと離れというか分家みたいなもんでして

東福寺の周りにいくつもある東福寺の塔頭の1つが光明院なんですね

東福寺の紅葉は有名なのでものすごい人が来るじゃないですか

でもこういった「離れ」はあまり人がこないので穴場らしいのね

そして光明院は紅葉もそうですが重森美玲が作った枯山水の庭園「波心の庭」がとにかく美しくて

見せてもらったその写真がもう泣きそうでさ

先に見せちゃうとですな

こういう感じですわ

なんなんすかこれ

正直ね、僕今まで紅葉なんて行ったことなかったしぶっちゃけ興味すら無かったんだけど

その写真を見た時なんかものすごい感動してしまって

でもよく考えたら今月は16日に大阪に行くから「翌日行ってくる!」って言ったのね

したら「そんなとこまでやってるかいw」と

紅葉ってホント一瞬で終わっちゃうのね

僕そんなことも知らなくてさ

そっかあ...じゃ仕方ないなあ

なんつって諦めたんすよ

だって今は歌詞やアレンジやライブでずっと悩んでてそんなことしてる場合じゃないもんなって

うん、しゃーないしゃーない、また来年見たらいいさって無理矢理自分に言い聞かせてるとこもあってさ

でも、、、なんかね、動かない理由を必死に並べてる自分がなんか超絶にダサく思えてきてさ

乗ったったw

朝はめちゃ空いてる!

ということで光明院ドーーーン!!!

あああドキドキ...

入ってみる

貸し切りw

さあ来い!!!

と思ったらね

ほとんど無かったwww

えええええええええ

いや、実は今京都って極寒でさ...

もうマジで寒いのね...東京より寒いんだから

例年は12月5日なんて全然大丈夫というかむしろ今が見頃って感じなんだけど

今年はやたら寒くて一気に枯れちゃったんだって...

くっそおおおおおおw

あんだけ悩んだあげく飛び乗ったのに!と思って最初はすごく残念だったのね

でもさ、この儚さこそが花鳥風月そのものだもんね

自然と共に移りゆく美しい物を見に行っておいてタイミングがズレたからって悲しむのは本末転倒というか

それって一番自然を受け入れてないよなw ははははw

なので改めて心を澄ましていくとさ、無音の中に風の音と湧き水の音だけが響くのね

はい、そこでこれドン!

絵かよw

人間の比喩というか感覚って皮肉な物で、写実的な景色の絵画を見ると「じゃあ自然見るわ」って思うけど

すごく美しい景色を見ると「絵みたい」って思うんよなw

これ不思議だよなw

改めて光明院は茶室、書院、方丈という3つの部屋で成り立っていて

入って正面のこの茶室「観庭楼」からの景色は本当に綺麗

左の茶室「両行庵」から

波心庭はどの部屋から見ても美しく見れるように設計されており

額縁に入った絵画のような景色なんです

2Fから全体を見るとこんな感じ

ホントに湧き水と風の音だけ

水の清らかさと紅葉の儚さがもう禅の世界どすな

観庭楼の右は書院

月をイメージした吉野窓

本来は天然のステンドグラスのように鮮やかな景色が見えるんだって

書院と方丈をつなぐ廊下から

はい方丈(本堂)ドン

なんかゾクゾクってするくらい荘厳で

方丈からの絵

縁側でしばらくボーっとしてた

波心の庭

奥にあるツツジの大刈り込みは雲を、白砂は海を表してて

庭の名前の「波心」というのは禅語に由来してるんだって

「雲ハ嶺上ニ生ズルコトナク、月ハ波心ニ落ツルコト有リ」

要は「煩悩という雲を捨て去れば、仏心という月が波間に映る」という意味ですな

雲の上に位置するオレンジの茶室は「羅月庵」

ツツジの前にある大きな3つの石が三尊石と言って

真ん中が釈迦、左右が阿弥陀と薬師を表してるのね

この三尊石組が南北にもあと2セットあって

これら三尊石から放射状に配置された40もの立石が三尊から放たれる光明を表しています

なんかさ、色々あったけど来て良かったって思ったんです

あのまま自分にいつもの言い訳を並べてもし来てなかったら

時間やお金や労力なんかじゃ絶対に癒やせないモヤモヤだけが残って

自分が物を作る時に一番大切にしてた物まで曇ってしまう気がしたから

ありがとう光明院(一礼)

なんか帰り道がね、すごくすがすがしかったんです

小さな駅について

ありがとう鳥羽街道!また来年くr...ん?

ここで僕はフと「ある物」を見つけてしまったんだ

つづく


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