ジャポンパネエ
- gen kushizaki
- 2017年6月25日
- 読了時間: 3分
更新日:1月9日
今年は滝沢馬琴の生誕250周年とのことで色々催しがされてるみたいなんですよ
滝沢馬琴(曲亭馬琴)は江戸時代の代表的な戯作者でまあ要は今で言う小説家さんですな
恋愛物からSFチックな物まで面白い読み物を書く人でして、滝沢馬琴といえばやっぱり「南総里見八犬伝」や「椿説弓張月」で未だに引き継がれる江戸時代の大冒険活劇ですよね
弓張月は1807年から、八犬伝は1814年からなんと28年間書いています
でも馬琴は作家さんなのであくまでお話しを書く人で、その本(いわば当時の漫画ですわ)の挿絵を描く人もいるじゃないですか。それが葛飾北斎だったわけですね
椿説弓張月の挿絵なんかは全て北斎が描いていてこの2人はペアで色んな作品を作っています
ので僕は「江戸時代の武論尊と原哲夫」と呼びたい
で、フムフムと馬琴について色々見ているとなんと近くの美術館で馬琴の個展がやってるではありませんか!
その名も「馬琴と国芳・国貞」
当時の人気絵師だった歌川国芳と国貞が書いた弓張月と八犬伝の浮世絵を、交互に紹介する企画展らしく、面白そうと思い場所を見ると原宿にある浮世絵専門の「太田記念美術館」だったんですね
そっかあ、じゃあ時間空いたら見に行ってみ...ってか今日までじゃん!!(;☉д☉)
ってなことでもうよくわからないまま走って行きました!
ドン!

一軒家っぽい小さな美術館


東京ってホントすごいよね
浮世絵専門の美術館が原宿のど真ん中にあるんだもんな
客はね、外人だらけでみんな興味津々
各絵の横にすごく丁寧な解説と、それの英訳もあって外人さんはみんなゆっくりそれを読みながら見てました今回すごく思ったんだけど、言葉がわかるというか内容を知ってるってやっぱすごいアドバンテージなんだね
各解説は一応パパッと読むけど見りゃ分かるというか、里見八犬伝の大体のあらすじを知ってるから今そこで行われてる事は勝手に入ってくるというか、すごく大事なファクターを1段飛ばせるって感じがしたなあ
犬江親兵衛がどうのこうのと外人が読んでる横で(俺なんかもう真田広之で再生されてるもんねフフン)と思いながら見るこの優越感w
犬塚信乃と犬山道節が戦うシーンなんてもう僕には京本政樹と千葉真一にしか見えてないもんね!(浮世絵関係無し)
いやーしかし浮世絵ってすごいな
技法も色味も西洋のそれとは根本的に違うもんね
やっぱ「和」って攻めてるよなw
絵の具じゃ出ない淡さや、ドギツイくらいビビッドな色味って本当に独特です
太田記念美術館
これは通わねばなるまい
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