先日ブログに「北斎とジャポニスム」の事書いたじゃん?あれがすごい楽しみでさw
ので今のうちに北斎のおさらいでもしとうこと思ってネットで何気なく北斎の事を調べてたのね
するとどうしても「滝沢馬琴」が出てくるんよ
それもそのはず、今年って滝沢馬琴の生誕250周年で色々催しがされてるみたいなんだわ
滝沢馬琴(曲亭馬琴)は江戸時代の代表的な戯作者でまあ要は今で言う小説家さんですな
恋愛物からSFチックな物まで面白い読み物を書く人でして
滝沢馬琴といえばやっぱり「南総里見八犬伝」や「椿説弓張月」で
未だに引き継がれる江戸時代の大冒険活劇ですよね
弓張月は1807年から、八犬伝は1814年からなんと28年間書いています
でも馬琴は作家さんなのであくまでお話しを書く人で
その本(いわば当時の漫画ですわ)の挿絵を描く人もいるじゃないですか
それが葛飾北斎だったわけですね
椿説弓張月の挿絵なんかは全て北斎が描いていてこの2人はペアで色んな作品を作っています
ので僕は「江戸時代の武論尊と原哲夫」と呼びたい
で、フムフムと馬琴について色々見ているとですね
なんと近くの美術館で馬琴の個展がやってるではありませんか!
その名も「馬琴と国芳・国貞」
当時の人気絵師だった歌川国芳と歌川国貞が書いた
弓張月と八犬伝の浮世絵を交互に紹介する展示会で
へえええすごい!そんなのやってるんだ!と思い場所を見ると
原宿にある「太田記念美術館」でしてここは浮世絵専門の小さな美術館なんですね
そっかあ、じゃあ時間空いたら見に行ってみ...
ってか今日までじゃん!!(;☉д☉)
ってなことでもうよくわからないまま走って行きました!
ドン!
一軒家っぽい小さな美術館
東京ってホントすごいよね...
浮世絵専門の美術館が原宿のど真ん中にあるんだもんな
客はね、外人だらけでみんな興味津々
各絵の横にすごく丁寧な解説と、それの英訳もあって
外人さんはみんなゆっくりそれを読みながら見てました
今回すごく思ったんだけど、言葉がわかるというか
内容を知ってるってやっぱすごいアドバンテージなんだね
各解説は一応パパッと読むけど見りゃ分かるというかさ
里見八犬伝の大体のあらすじを知ってるから
今そこで行われてる事は勝手に入ってくるというか
すごく大事なファクターを1段飛ばせるって感じがしたなあ
犬江親兵衛がどうのこうのと外人が読んでる横で
(俺なんかもう真田広之で再生されてるもんね(⸝⸝⸝⁼̴́◡⁼̴̀⸝⸝⸝)フフン)
と思いながら見るこの優越感w
犬塚信乃と犬山道節が戦うシーンなんて
もう僕には京本政樹と千葉真一にしか見えてないもんね!(もはや浮世絵関係無し)
中も畳みの小上がりがあったり小さな枯山水があったりで超いい感じ
いやーしかし浮世絵ってすごいな
技法も色味も西洋のそれとは根本的に違うもんね
やっぱ「和」って攻めてるよなw
いやあ久々にパンチある物見たわ
北斎を調べてただけなのにまさかこんなことになるなんて...
太田記念美術館
たまにチェックしとこう