新しいカタチ

最近ひょんな事からライブ配信系の仕事に携わるようになってさ。

でも色々知っていくにつれ、これはこれで大きな問題が山積してて

作る側にも出る側にもかなり認識の違いがあることがわかってきたけど

これが浸透して一般認知されるにはもう少し時間がかかる気がしてたり

大きな誤解の1つとしていうとまずは「音」の問題 そもそもライブ配信なんてのは現状ではまだ「プロモーション」の範囲であって

レーベルなり事務所なりアーティストなりがアルバムやツアーの宣伝としてやってたわけですよ

僕が知る中で一番最初だったのは昔メタリカがツアーの宣伝をレコーディングスタジオからUSTだかで ライブをまんま生配信してたのを見て「なるほどな〜」と思った記憶がある

で当然なんですが音もいいんですよ だってレコーディングスタジオからそのまま配信してるんだもん

ここがすごく大事で。

要はですね「はい、このままレコーディングできますよ」 ってセッティングなんですよ。マイクもアウトボードも

そのままCDにできるようなクオリティのまんま配信してるから 回線上の制限があれど、いうてもmp3で聞いてるくらいの感じかしら 結局「もと音」がちゃんとしてたら十分かっこいいというか むしろ「このクオリティを生でしかもタダで配信できる時代なのか」と僕なんかは驚いたもんです

これってファンなら「はあ〜気が済んだ。もうこれでいいや」ではなく

むしろ「あああ、これツアーで見てえええ」ってなっただろうし プロモーションとしてはすごい効果的だったと思う

つまり「もと音」いかんがその後の全てに影響すると思うので 配信ライブって本来レコーディングスタジオでやるべきなんですよね

あくまで理想としてはね

どうしても「配信ライブは音が悪い」って言うアーティストも多いですが そういうイメージになってしまっているのは誰でも配信できる時代になったゆえ そこらの番組配信屋さんが粗悪な機材でただ単にカメラを回して その絵だけを配信するから演者側にそういう認識が広まったんだと思うんです

音的な事なんて誰も考えてないというか、そもそも音楽屋じゃ無いので致し方ないですが

でもアーティストはそれで飯食ってるわけなので音だけは逆に担保してあげないと まだまだ懸念されて然るべきだと最近よく思う

アマチュアはむしろどんどん自分達で配信したらいいと思うけど プロのライブを配信するならスタッフ側もある程度音のわかる者がするべきで 制作側ってどうしても絵的なことばかり考えがちなんだけど まず「いい音で再現してあげる」が第一であって

もっと言えばファンにしたら好きなアーティストがライブしてたらもう十分楽しいわけで 絵的などうこうなんてのは自分達が思ってるほどファンは気にしてないってとこが まだまだ伝わりきっていない実感が日々ありますね

まあ音以前に「ケアの悪さ」の方が目に付くけど。

業界が違うとホントにアーティストの事知らないんだなあって最近よく思う。

逆に演者側にも大きな誤解があって。 絵が入るとどうしても「テレビ」と混同してる人がまだ多いんですよね


配信系のライブって基本無料なわけですよね チケット売るわけでもテレビのような広告収入があるわけでもなく 予算もかつてはレーベルや事務所が宣伝費として「自腹」だったわけです

本来はあくまで自分達のプロモーションだからね

時代が進んでライブ配信も認知されはじめ音楽番組も出始めましたが 生配信ライブって、いうてもプロモーションであって テレビとは違い莫大な収入なんてどこにも無いわけです


今後アーティストによっては協賛が付いたり、チケットを売ったり課金制になったり

色々変わって行くんでしょうが、現状ではまだビジネスとして成立はしていないです

ので当然予算もテレビなどとは比べものにはならないんですが 絵が入るとどうしても衣装やメイクも込みで最低これくらいという金額が やっぱり”テレビ的”な人も多いんですよね


最低限いい音で再現してあげる機材、いい絵を少しでも多く撮るカメラ数 少しでも印象を良くしたい美術やセットなどはむしろアーティストの為の段取りであって ここを削っちゃあ結果誰も得しないパターンに陥りやすく アーティストに応じての出演料も限界ギリギリまで捻出するから そこはお互いが歩み寄りながら新しいメディアを使い、新しい層に発信し 新しいフォーマットや音楽の在り方を探って行けたらと思う今日この頃

色んな意味で今はすごく過渡期なので、ここで何かを掴めるかどうかが 作る側も出る側も次に強い人になるんだろうと思う

番組屋ではできなかった物を提示できるのか アーティストには新しい在り方を見せられるのかどうか 僕が呼ばれた意味ってきっとそういう事なんだろうと思う

問題は山積みだけど新しい架け橋になれるか否か日々奮闘中

何か新しい物を1つでも掴めたらいいんだけど


新しい物好きや興味あるアーティストはぜひご一報ください 一緒に面白い展開考えましょう♪

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