桜咲く、ある晴れた昼下がり

彌生ちゃん模様に彩られた木々を抜け

ワタクシ行ってまいりましたの
はいドーーーーーーーン!!!!!

ミュシャ展キターーーー!!!
ヒャッハアアアアア!!!!
ワタクシ感動でお腹いっぱいでございますです
いうてもワタクシ印象派からダダイズムまで好きな画家やアーティストは多々いますが
美術以前になんていうのかな「好み」っていうのかな、生理的に好きな物ってあるじゃないですか
僕ミュシャってそっちなんですよねw
まあ正直アーティストとしてのミュシャというよりは
デザイナーとしてのミュシャが好きな所もありますが
でも!!今回はあの!!スラヴ叙事詩です!!!
スラヴ叙事詩20点が全て揃うなんて世界初!
チェコの国宝たる作品が一気にやってきました!!
ミュシャが晩年の全てを費やして描いたスラヴ叙事詩とは
簡単に言うと「スラヴ民族の苦悩と栄光の軌跡」みたいな物語で
スラブ民族と言ってもロシアをはじめとする東スラヴ人から
チェコやポーランド系の西スラヴ人まで色々あれど
まあザックリ言うと東欧に流れたあの辺一体の民族のことですわ
で今回はこういったストーリーをちゃんと知りたいなあと思い
普段は借りないんですが初めて借りてみたんですよ
音声ガイドw

さてスラヴ叙事詩、ご存じの通り8m×6mとかの巨大作品なので
もう入った瞬間1作目からの大迫力に圧倒...
ドーン!

ドーーン!

ピカーーーー!!!

ワアアアア〜\(^o^)/

おっしゃチェコバンザイ!!

というお話しなんだけどさ
まあこんな所で僕がグダグダ歴史を語るのもヤボなので
もし気になった方がいたらwikiでもいいのでぜひ見てみてくださいな
しかしこのサイズで見ると人物も等身大くらいあるから変にリアルでさw
てかミュシャの面白い所って「カメラ目線」ですよねw
ものっそいカメラ目線の人が必ずいて、それがまたすげえ「いい顔」してるんだよねw
そしてそれは必ず一般人であって物語の重要人物じゃないんだけど
でもその人こそがその作品の心情を表してるんですな
つーか光の書き方とか取り入れ方がすごく綺麗で白を若干多めに塗ったり
影の中の濃淡とか幻想とリアルのバランスがすごく好きです
でも実は作品のテーマ的にも当時の若い世代からは「古い」と言われ
経済危機や政治情勢的とかもう色々なことも合わさって
結局この作品を展示するはずだった美術館も建造されず、ずっと日の目を浴びなかったんですよねこれ
現在のチェコ国立美術館に入ったのが2012年なのでついこないだの話しなんだよね
良かったなあミュシャじいさん...
あなたの思いは100年後の僕らにも届いたよ;;
もちろん「四つの花」など4連シリーズも来ていますし数々のミュシャ作品も一気に見れます
むしろミュシャは舞台用ポスターやイラストの方で知ってる人のが多いと思うので
そういう人にもぜひぜひ行ってみてほしいです
ミュシャが描く女性ってあくまで「理想の美」を描いてるので
仕草1つとってもまあアニメチックなんですが、やっぱ可愛いですよね
ちなみにミュシャの女性って「手」とか「足」が微妙に小さいの知ってました?
顔や体に対して「手」ってほんの1周り小さく描いてるんですよ
実はそういう所に「可愛さ」とか「奥ゆかしさ」とか「儚さ」を入れてて
最初は僕も「なんだこの妄想を抱くDTマインドw」と思ってたんですが
禁欲生活を続けてまで女性の美に対する執着心は大したもんですよね
まあ簡単に言うと「19世紀の萌えアニメ」なんですけどねw
いいんです!
美しければそれでいいのです!
まあもともと僕もあの色味とかアールヌーボーな感じがきっと好きなんでしょうね
いつもの買いすぎ問題

お時間ある人はぜひぜひ行ってくださいまし(⸝⸝⸝⁼̴́◡⁼̴̀⸝⸝⸝)b