桜咲く、ある晴れた昼下がり

彌生ちゃん模様に彩られた木々を抜け

ワタクシ行ってまいりましたの
はいドーーン!

まあ正直アーティストというよりは、デザイナーとしての方が認知されているかと思いますが、今回はあのスラヴ叙事詩です。スラヴ叙事詩20点が全て揃うなんて世界初!チェコの国宝たる作品が一気にやってきました
ミュシャが晩年の全てを費やして描いたスラヴ叙事詩とは簡単に言うと「スラヴ民族の苦悩と栄光の軌跡」みたいな物語で、スラブ民族と言ってもロシアをはじめとする東スラヴ人からチェコやポーランド系の西スラヴ人まで色々あれど、まあザックリ言うと東欧に流れたあの辺一体の民族のことですわ
音声ガイドw

さてスラヴ叙事詩、ご存じの通り8m×6mとかの巨大作品なのでもう入った瞬間1作目から大迫力
ドーン!

ドーーン!

ピカーーーー!!!

ワアアアア〜\(^o^)/

おっしゃチェコバンザイ!!

というお話しなんだけどさ(わからん)
まあこんな所で僕がグダグダ歴史を語るのもヤボなので、もし気になった方がいたらwikiでもいいのでぜひ見てみてくださいな。しかしこのサイズで見ると人物も等身大くらいあるから変にリアルでさw
てかミュシャの面白い所って「カメラ目線」ですよねw
ものすごいカメラ目線の人が必ずいて、そしてそれは必ず一般人であって、物語の重要人物じゃないんだけど、でもその人こそがその作品の語り部を担っているんですな
デカくなってもミュシャっぽいお洒落感というかやっぱ綺麗だなあって思ったんですけど、作品のテーマ的にも当時の若い世代からは「古い」と言われ、経済危機や政治情勢的とかもう色々なことも合わさって、結局この作品を展示するはずだった美術館も建造されず、ずっと日の目を浴びなかったんですよねこれ。
現在のチェコ国立美術館に入ったのが2012年なのでついこないだの話しなんだよね
良かったなあミュシャじいさん...あなたの思いは100年後の僕らにも届いたよ
もちろん4連シリーズも来ていますし数々のミュシャ作品も一気に見れますので、舞台用ポスターやイラストを見たい人もご安心を
ちなみにミュシャの女性って「手」とか「足」が微妙に小さいの知ってました?
顔や体に対して「手」ってほんの1周り小さく描いてるんですよ
実はそういう所に「可愛さ」とか「奥ゆかしさ」とか「儚さ」を入れてて、最初は僕も「なんだこの妄想を抱くDTマインドw」と思ってたんですが禁欲生活を続けてまで女性の美に対する執着心は大したもんですよね
まあ簡単に言うと「19世紀の萌えアニメ」なんですけどねw
いいんです!美しければそれでいいのです!
まあもともと僕もあの色味とかアールヌーボーな感じがきっと好きなんでしょうね
いつもの買いすぎ問題

お時間ある人はぜひぜひ行ってくださいましb