いよぉおおお
- 2022年2月10日
- 読了時間: 3分
更新日:4月7日
もうすっかり配信で色んな物を見る事に慣れてしまいましたよね
もはや僕クラスになるとどこまで来たかと言いますとね
能w

来るとこまで来た感じしますよね
もうドン突きですよね
でも達人の方はこの絵を見ると「アレ?」と思いますよね?そうです、能楽堂ではありません
ここは世田谷美術館でございます
世田美ってエントランスで色んな催しをよくやってるんですけど、今回は「夢の解剖 猩々乱」と題して能楽をイタリアの演出家で行った物が配信されていました
世田美で学芸員をやっている知人がぜひとの事だったので初めて能という物を見てみたんですよね
こういう感じ
演目は「猩々乱」(しょうじょうみだれ)という能楽ではメジャーなタイトルなんだそうな
てか猩々って何か知ってました?
中国の古典書物に出てくる架空の生き物でして、要は麒麟とか河童とかそういう類いなんでしょうかね、外見的には猿なんですって
よく考えたらもののけ姫にも猩々って出てきましたよね。石を投げてくるサルみたいなのいたでしょ?あれが猩々でして、ちなみに漢名でオランウータンのことなんですって
チンパンジーの和名は黒猩々、ゴリラの和名は大猩々とのことですから要は猿ですわな
ストーリー的には川から出てきた猩々がお酒を飲んで気分良く帰って行くというだけなんですけど、この赤い髪のシテ(能でいう主人公)がその猩々の様を雅に演じておるわけですな
でいよいよ見てみたんですけど

この四人囃子人らのいう「いよぉおおおお」ってのあるじゃないですか
能と聞いて僕らが浮かぶのってぶっちゃけこれですよね
でも初めてマジの「いよぉおおお」を聞いた瞬間ね、あまりに美しすぎて笑ってしまって、、
いやホント、サンプリングかってくらい美しいんですよw
これって正解不正解とかあるんですかね、「あ、間違えた」とか存在するのかな
とにかく発声もピッチ感もカンペキで、曇りも揺れもなくマジで美しいんですよw
なのでもうそこばっかり耳がいってしまって、聞く度に笑ってしまうんです
いやわかってるんですよ、絶対笑ったらダメなのはわかってるんですけどね、でも時に「いよっ」って短くなったり、「いよーお」ってちょっとニュアンスが変わったりとかする上に、鼓の人らの「ポンッ」がまた完璧すぎるので、聞こえてくる度にクスクスしてしまって本当にすみませんでした
究極の省略であり余白の美を追究するのが能の世界なので、演奏の抑揚と役者の所作で全てを表現するのがなんともマニアックな世界でして、僕のような初心者にはなかなかの緊張感でした、、
でもこういった伝統芸能でさえ常に新しい試みをされてるんですねぇ
3月いっぱいまでやっていますし、なんといっても1000円なので
幽玄の世界を覗いてみたい方、興味はあったけど能楽堂まで行くのは...と思ってた人には良さそう
とにかく「いよぉおおお」の美しさだけはぜひ聞いてみてほしいです(絶対笑ってはいけない)




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